歌人那岐のWebサイト
季節の和歌
和歌のジャンル
空からぽつりと落ちてきた雫が泡立つ。
どこか懐かしい、夏の風の中のラムネの泡のように。
湧き水のほとりで、ふいに思い出すのは、とりとめもない、けれど確かにそこにあった幼い日の心。
触れればこぼれてしまいそうな、それでも静かに浮かびあがるもの。