梅雨風の 烏流るる 鴨川の 句を奏るる 葉も止まりける

和歌のイメージ
【夏の和歌】梅雨風の 烏流るる 鴨川の 句を奏るる 葉も止まりけるのイメージ

鴨川の大橋は

鴨川の大橋と呼ばれる橋の近く刑場が多かったそうです。
鴨川の流れる風を感じると悠久のときを感じるとともにどうか風が止まりませんようにと願ってしまいます。

意訳

梅雨の風にのって、
鴨川の空をゆらゆらと流れていくカラスたち。
その風に合わせるかのように、誰かの詩が口ずさまれ、
葉のざわめきさえも、そのひととき、ぴたりと止んだ。

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