光降る 清川の音 凪澄みて 夜風に乱る 満天の蛍
夏空に 烏の経の 下の君 憐れむ風を 頬にうけつつ
海神よ 空溶かして いづる日も 運び見守る 永遠の育み
梅雨風の 烏流るる 鴨川の 句を奏るる 葉も止まりける
紫陽花の 葉を渡りゆく 蝸牛 行き交う人も 遊びに見ゆる
紅広ぐ 海に溶けゆく 空の下 月も上がりぬ 満点の君
星空に 袖降る人ぞ 夢人の いづれ交わした 約束の風に
天雫 ラムネの如く ふつふつと 湧水浮かぶ 幼心と
山犬の 轟き集い 月見ゆる 瞼に宿し 君の顔見ゆ
夏の和歌のイメージ
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季節の和歌

天地の
語らい息吹く
秋津島
四季の言霊
紡ぐまにまに

春の和歌イメージ 夏の和歌イメージ 秋の和歌イメージ 冬の和歌イメージ

四季ごとに美しく移ろうこの国で暮らす中、ふとした瞬間に感じたことを、
面白がるように、愛おしむように、和歌に詠んでいます。